ここは地獄。
そして、ワタクシことヨーセンは、地獄の管理人の住処である地霊殿にいる。
地獄と言えば灼熱なんてのがこの世に生きるものが想定する場所なんだろうけど、
この場所だけは床が大理石で出来ているせいか程よく冷えていて人間でも快適に
過ごせるのである。
地霊殿の大広間に円卓があり、議長席に管理人である妖怪古明地さとり、彼女を
挟むようにして化け猫妖怪の火焔猫燐、化け烏の霊烏路空が座っている。
今日は臨時で会議を開くということで、人間代表としてボクはさとりから呼び出された。
対角線上にいるさとりは、ボクが席に着くとゆっくりと口を開いた。
「第1回チキチキ 新メンバー選定会議ー!」
ドンドンドン、パフパフパフー!
お燐がクラクションを吹き、お空がタンバリンを鳴らして盛り上げようとする。
「ほら、アンタはコレを散らして!」
お燐に言われるがままボクは紙ふぶきをさとりに向かって投げたが、地霊殿に吹き
抜ける風であらぬ方向へとひらひらと舞い散った。
ああ、掃除が大変そうだ。
「さて、みんなもご存知の通り、先日、毒蜘蛛である黒谷ヤマメが流行させた狂犬病の
せいで、文字通り犬のように働いてくれたゾンビ犬が暴走をしたために保健所へ連れて
行かれました。そのため、今は人手不足の大ピンチです」
そこで、新メンバーを募集したいのですが、どのような種族がいいのか考えて欲しい!
というのが、今回の会議の目的であるとさとりは告げた。
種族!
し、知らねーよ!
そもそも何で一般人というか、基本的に妖怪とはエンもユカリないボクを呼んだのだ!
「紫に相談したら、あなたが適任だって」
「あ、そうですか。あと、さとりさん、ボクの心を読まないで下さい」
「やはりここはテーマが必要だと思うんだニャー!」
テーマ!
日本生まれの化け猫のくせに横文字を使うとは生意気な!
「テーマってなに?」
「お空はいい質問をした!素晴らしい!確かにどんなテーマがあるんだい?」
「桃太郎は犬・雉・猿をおともにしたんだニャー!」
「うにゅ!そうなると、犬はお燐で、雉は私だね!」
猿か……。
うーん。
猿の妖怪なんて幻想郷にいたかな。
熱心に考えていると、いつの間にか三人がボクを取り囲むようにして立っていた。
「ねえ、あなた」
「なんですか、さとりさん」
「地獄に堕ちてみない?」
だから幻想郷はキライなんだよ!
そして、ワタクシことヨーセンは、地獄の管理人の住処である地霊殿にいる。
地獄と言えば灼熱なんてのがこの世に生きるものが想定する場所なんだろうけど、
この場所だけは床が大理石で出来ているせいか程よく冷えていて人間でも快適に
過ごせるのである。
地霊殿の大広間に円卓があり、議長席に管理人である妖怪古明地さとり、彼女を
挟むようにして化け猫妖怪の火焔猫燐、化け烏の霊烏路空が座っている。
今日は臨時で会議を開くということで、人間代表としてボクはさとりから呼び出された。
対角線上にいるさとりは、ボクが席に着くとゆっくりと口を開いた。
「第1回チキチキ 新メンバー選定会議ー!」
ドンドンドン、パフパフパフー!
お燐がクラクションを吹き、お空がタンバリンを鳴らして盛り上げようとする。
「ほら、アンタはコレを散らして!」
お燐に言われるがままボクは紙ふぶきをさとりに向かって投げたが、地霊殿に吹き
抜ける風であらぬ方向へとひらひらと舞い散った。
ああ、掃除が大変そうだ。
「さて、みんなもご存知の通り、先日、毒蜘蛛である黒谷ヤマメが流行させた狂犬病の
せいで、文字通り犬のように働いてくれたゾンビ犬が暴走をしたために保健所へ連れて
行かれました。そのため、今は人手不足の大ピンチです」
そこで、新メンバーを募集したいのですが、どのような種族がいいのか考えて欲しい!
というのが、今回の会議の目的であるとさとりは告げた。
種族!
し、知らねーよ!
そもそも何で一般人というか、基本的に妖怪とはエンもユカリないボクを呼んだのだ!
「紫に相談したら、あなたが適任だって」
「あ、そうですか。あと、さとりさん、ボクの心を読まないで下さい」
「やはりここはテーマが必要だと思うんだニャー!」
テーマ!
日本生まれの化け猫のくせに横文字を使うとは生意気な!
「テーマってなに?」
「お空はいい質問をした!素晴らしい!確かにどんなテーマがあるんだい?」
「桃太郎は犬・雉・猿をおともにしたんだニャー!」
「うにゅ!そうなると、犬はお燐で、雉は私だね!」
猿か……。
うーん。
猿の妖怪なんて幻想郷にいたかな。
熱心に考えていると、いつの間にか三人がボクを取り囲むようにして立っていた。
「ねえ、あなた」
「なんですか、さとりさん」
「地獄に堕ちてみない?」
だから幻想郷はキライなんだよ!




















